1/9 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.夜の月
2.赤い月
3.白い月(mina)
4.白い月(pooh)
5.アリラン峠を越えてゆけ

2ステージ目

1.桃の花
2.白いやつらが
3.Do your best
4.抱きしめたい
5.LOVE & PEACE
6.生野のハンマン

 2009年の初ライブは月の歌三部作で始まった。プーさんの「夜の月」、美奈ちゃんの「赤い月」、そして出来立てホヤホヤの新作「白い月」を美奈ちゃんが歌う。さらに、念のため(?)、プーさんバージョンで再度「白い月」。でも、この曲は女性ボーカルのためのものだから、プーさんが歌うのは今宵限りとか。
 第2ステージでは、「白いやつらが」、「Do your best」、「LOVE & PEACE」などメッセージを込めた懐かしい曲が続く。そして、初ライブの締めくくりは言うまでもなく「生野のハンマン」、前回同様リードギターの音色が深みのある味わいを添えて、なんとも素敵な仕上がりになっている。
 暮れから続いた晴天も、この日は久しぶりの雨となり、カラカラ陽気もつかのま潤ったようだ。心に潤いをもたらすプーさんの歌、もっと多くの人に聞いてほしいなあ・・・。(文)

1/30 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.夢に生きる
2.新曲(曲名未定)
3.アリランコゲロノモカンダ
4.みんなで猪飼野に帰りたい
5.故郷済州島
6.忘れないでね
7.アリラン峠を越えてゆけ

2ステージ目

1.赤い月
2.かがやけ
3.You're my beautiful lover
4.花
5.花のように
6.愛と勇気を

 前回同様、ライブ当日になるとなぜか冷たい雨。前の日まで晴天が続いていたのに・・・。でも、ライブはいきなり新曲の3連発、生まれたての迫力ある歌が並ぶ。それぞれどんな変身を遂げていくのだろうか。
 そのあとはプーさんの故郷への思いを綴った名曲が続く。お客さんもコーラスで参加しての一体感が心地よい。
 2ステージ目では、美奈ちゃんの歌う「赤い月」、「You’re my beautiful lover」が素敵に響く。最後の「花のように」もみんなでの大合唱となった。そして、アンコール曲は「愛と勇気を」、何度聞いてもこの歌の力強さには心がおどる。外の雨の冷たさを吹き飛ばす熱いステージだった。
 この日のお客さんの国籍は、日本も含めてなんと4カ国(!)、そして、初めてのお客さん、久しぶりの懐かしい人、さらにマイノリティ当事者まで加わっての温かい雰囲気に満ちていた。これがブンガ・ライブの醍醐味かも。(文)

2/9 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.故郷に帰ろう
2.アリランコゲロノモカンダ
3.赤い月
4.かがやけ
5.ラブソングお前に

2ステージ目

1.アリラン峠を越えてゆけ
2.やってこい
3.夢に生きる
4.生野のハンマン
5.鳥のように
アンコール 愛と勇気を

 ブンガライブの楽しさは、プーさんの歌以外にも、新しいミュージシャンとの出会いにある。この日訪れたエイセイ君、第1ステージと第2ステージの合間に自らの歌を弾き語りで披露してくれた。その魂のこもった歌いっぷりに涙を浮かべる女性客もいたほど。
 だが、第1ステージの終わりに飛び入りの形で見せてくれたハーモニカの演奏もなかなかの味わいだった。これまで何度も耳にしてきた「ラブソングおまえに」だが、ハーモニカの響きが加わることで歌の切なさがさらに深まる思いだった。日頃軽々しく人をほめないプーさんも絶賛、小さなハーモニカがこれほどの彩りを添えるものとは・・・。
 第2ステージの終わり、アンコール曲の「愛と勇気を」では再びエイセイ君のハーモニカと、さらにボンゴも加わっての迫力ある幕切れとなった。ハプニング的コラボが時としてこんな素晴らしい演奏につながるのが生ライブの魅力だろう。今回見逃した人、本当に「残念でした!」と優越感にひたりながら言っておこう。(文)

2/20 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.いつまでも
2.桃の花
3.白い月
4.アリランコゲロノモカンダ
5.Do your best

2ステージ目

1.赤い月
2.夢に生きる
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.奈良の娘
5.鳥のように
6.生野のハンマン
7.愛と勇気を

 このところライブの日になると天気がくずれがち、この日も午前中は冷たい雨。でも、幸いにも午後からは予報どおりに晴れて、快適な冬晴れとなった。  久しぶりにAkiraさんをリードギターに迎えての第1ステージ、始まりは美奈ちゃんのボーカルによる3連発。続いて新曲「アリランコゲロノモカンダ」がいい雰囲気でこなれてきた。  第2ステージも「赤い月」、「奈良の娘」など美奈ちゃんボーカルが続いて、美奈ちゃんファンにはこたえられないライブとなる。後半は「鳥のように」、「生野のハンマン」、「愛と勇気を」と往年の名曲が続く。  今回のライブでは、ニューヨーク出身のジャズミュージシャンが客席に。近々、ブンガにてそのギターの音色を耳にすることになりそうだ。音楽を通じての様々な出会い、ブンガって刺激的な空間だな!(文)

3/13 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.きずな
2.新曲(曲名未定)
3.アハッバ
4.HEYHEY
5.新曲(曲名未定)
6.アリランコゲロノモカンダ
7.夢に生きる

2ステージ目

1.きずな
2.新曲(曲名未定)
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.桃の花
5.これっぽっちもない
6.It's never too late to start
7.愛の列車
8.ラ・ベルダ
9.俺は猪飼野で生まれた
10.時
11.生野のハンマン

 今年のライブはなぜか雨にたたられる。今回も嵐の予報まで出ていたが、小雨程度でおさまっていたのはせめてもの幸いか・・・。
 でも、プーさんのライブは熱い。出来立ての新曲3つを含め、最近の曲、懐かしい曲、今宵限り(?)の曲など2ステージ合わせて20曲近い大サービス! とりわけ、ライブハウス時代を思い起こす「愛の列車」のリズムに心がはずむ。あのころはコーラスガールも3人4人と並んでいたこともあったっけ・・・。
 そして、未だに全曲を聞く機会のない「オレは猪飼野で生まれた」、思えば、10年前、初めてのプーさんライブで聞いた曲のひとつがこれだった。近い将来ぜひぜひフルで味わってみたいものだ。(文)

3/28 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.愛の列車
2.やり直すぜ
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.うつろ
5.Do your best

2ステージ目

1.やり直すぜ
2.うつろ
3.かがやけ
4.花
5.アリラン峠を越えてゆけ
6.生野のハンマン
アンコール みんなで猪飼野に帰りたい

 久しぶりに雨の心配をせずにむかえたライブの日、アキラさんのギターサポートで、1曲目は「愛の列車」での快調な滑り出しとなる。今回の新曲は「やりなおすぜ」と「うつろ」の2曲。特に「うつろ」は、前回タイトル未定のまま披露された曲だが、ファルセット部分が女性ファンの心をとらえるのでは、といううわさ(!)が、早くも聞こえているようだ。
 曲の合間に語るプーさんのトークが、いつもに増して熱い。お客としてきてくれた同胞との語らいに刺激されたのか、あるいは水代わり(?)にあおったジンのせいなのか・・・。歌のパフォーマンスだけにとどまらないライブの面白みがここにある。
 最後は「生野のハンマン」、さらにアンコールリクエストにこたえて、「みんなで猪飼野に帰りたい」で締めくくりとなった。(文)

4/10 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.かがやけ
2.ラブアンドピース
3.きずな
4.アリラン峠を越えてゆけ
5.みんなで猪飼野に帰りたい
6.うつろ
7.生野のハンマン
8.花

2ステージ目

1.人生
2.ふるさとに帰ろう
3.夜の月
4.愛の歌
アンコール 畢生

 新人のリードギターが加わって始まった春のライブ、なんと客席にはプーさんのオモニ(お母さん)の姿も。前日は82歳の誕生日だったとか。緊張気味のプーさんだが、新曲の「きずな」、「うつろ」からお馴染みの「花」まで熱唱する。
 お母さんが帰られて後の第2ステージでは、オモニの重荷(^。^)から解放されたのか、プーさんはなぜかリラックスムード、そのことをお客さんに冷やかされながらも、「人生」、「ふるさとに帰ろう」と懐かしい名曲が続く。美奈ちゃんの「夜の月」の後、久しぶりの「愛の歌」、その力強いメッセージが心に染みる。最後は「畢生」で締めくくりとなった春の宵であった。(文)

4/17 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.最後の旅立ち
2.天と地
3.赤い月
4.うつろ
5.夜の月
6.アリランコゲロノモカンダ
7.こころの扉開いて
8.かがやけ

2ステージ目

1.海はいい
2.みんなで猪飼野に帰りたい
3.故郷済州島
4.ラブアンドピース
5.生野のハンマン
アンコール 花

 人生の最後の旅立ちを歌う今回の新曲、なんだか身につまされる思い(^_^;。続いて美奈ちゃんの「天と地」、「赤い月」、Akiraさんの弾くギターのトレモロの響きがニクイ。
 「うつろ」では,飛び入りでボンゴの演奏も加わり、盛り上がる。さらに美奈ちゃんの「夜の月」と続く。「かがやけ」でも美奈ちゃんのスキャットが突き抜けてたなあ~。
 2ステージ最初は、バンド時代の懐かしい曲「海はいい」、まさに沖縄の海を思わせる心地よさ。この歌が生まれたころの情景が思い出される。
 そして、いつもの「生野のハンマン」、この曲だけはプーさんのギター1本での演奏がベストと思い込んでいたけど、Akiraさんのギターが加わることで味わいがぐっと広がった。最後はお客さんのアンコール・リクエストで「花」、春の宵にふさわしい締めくくりとなった。(文)

5/9 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.かがやけ
2.夢いつも遠く
3.赤い月
4.アリラン峠を越えてゆけ
5.うつろ

2ステージ目

1.やりなおすぜ
2.エイヘイヤー
3.畢生
4.みんなで猪飼野に帰りたい
5.生野のハンマン
アンコール これっぽっちもない

 連休明けの初ライブ、お客としてブンガを訪れた若者とプーさんが意気投合、会話がはずんで、ライブの開始が大幅に遅れる始末。その余熱のままに第1ステージに突入となる。「かがやけ」、「夢いつも遠く」と続き、美奈ちゃんの「赤い月」、今回も終盤Akiraさんが奏でるギターのトレモロがさえる。この3月に披露された「うつろ」のメロディーも馴染のものとなり、ファルセットの響きが心地よい。
 2ステージの最初も、3月の新曲の「やり直すぜ」。「エイヘイヤー」は大地のエネルギー、土着の香りを感じさせてくれる。「畢生」からはHiroshi君のギターも加わっての演奏となる。「みんなで猪飼野に帰りたい」では、リフレイン部分でステージと客席が一体となる。そして、「生野のハンマン」・・・。いつも以上に熱いひとときを共有した夜であった。(文)

5/23 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.かがやけ
2.俺は猪飼野で生まれた
3.ふるさとに帰ろう
4.アリラン峠を越えてゆけ

2ステージ目

1.みんなで猪飼野に帰りたい
2.You're my beautiful lover
3.花うもれ
4.畢生
5.エイヘイヤー
6.夏の昼下がり
7.赤い月
8.生野のハンマン
アンコール うつろ

 前回に続き、Akiraさんのリードギターで始まった今回のライブ、2曲目は久しぶりの「俺は猪飼野で生まれた」。この曲はプーさんのルーツに関わる数ある作品の中でも、特に重みを感じる曲だ。「自分で自分を差別した~」というフレーズが、とりわけ心に突き刺さる。フルコーラスだと30分近いというこの曲、ぜひとも全曲味わってみたい。
 2ステージ目半ばからは、Hiroshiくんのギターも加わっての演奏、静かな弾き語りの曲だった「生野のハンマン」も豪華な曲に変身を遂げ、違った魅力を醸していた。新曲も2曲(うち1曲は1番のみ!)披露され、アンコールの「うつろ」では、お客さんもフロアでサルサを踊る展開に。
 近々バンドも再結成の予定とか。待ち遠しいかぎり!(文)

6/7 第1回日韓演劇フェスティバル ワンコリアフェスティバルDAY

6/21、6/27 第1回日韓演劇フェスティバル

6/10 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.俺は猪飼野で生まれた
2.アリラン峠を越えてゆけ
3.花うもれ
4.赤い月
5.君と二人
6.夏の昼下がり
7.ふるさとに帰ろう

2ステージ目

1.愛の歌
2.きずな
3.かがやけ
4.生野のハンマン
5.みんなで猪飼野に帰りたい
6.ファージング
7.鳥のように

 関東地方も梅雨入りとなったこの日、Hiroshi君のギターを従えて、2ステージで14曲の熱唱。数日前のイベントでのハードなステージの疲れのせいか、いつものトークは少々少なめだったプーさんだが、新曲を交えながら、懐かしい名曲が並んだ。前回に続いての「俺は猪飼野で生まれた」、何度聞いても、ぬるま湯的な生活に慣れた気持ちを揺さぶられる思いがする。
 その一方で、「君と二人」、「ふるさとに帰ろう」、「愛の歌」などは、ほのかな温かさに包まれて心地よい。バンド向きの名曲「ファージング」ではHiroshi君のギターのビートが小気味よく響いていた。締めくくりの「鳥のように」が描く雄大な世界、文句なしの味わいを堪能できた。(文)

6/17 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.新曲(曲名未定)
2.人生
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.夏の昼下がり
5.やりなおすぜ
6.俺は猪飼野で生まれた

2ステージ目

1.新曲(曲名未定)
2.花うもれ
3.夏の昼下がり
4.愛の歌
5.赤い月
6.生野のハンマン
7.みんなで猪飼野に帰りたい
8.アリラン峠を越えてゆけ

 前回から1週間隔てただけの、いささか慌ただしいライブ開催となった。だが、そのわずかな期間でHiroshi君のギターの演奏に目を見張るような変化が(!)「アリラン峠を越えてゆけ」の間奏では、みごとにギターが「泣いて」いた。「赤い月」では、以前Akiraさんが見せたトレモロ演奏も遠慮がちながら聞かせてくれた。
 ライブ前、のどが不調だと言っていたプーさんだったが、演奏が始まれば、シャウトシャウトの連続。新曲、懐かしの曲取り混ぜて、いつものように熱唱となった。ライブの最後は再び「アリラン峠~」、Hiroshi君の「泣き」のギターが冴えわたる。プーさんにもほめられて、大いに照れるHiroshi君であった。来月はどんな成長ぶりを見せてくれるのか・・・。(文)

7/10 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.人生
2.夜の月(mina)
3.ラブソングお前に
4.はなったれ小僧
5.うつろ

2ステージ目

1.かがやけ
2.新曲(曲名未定)
3.みんなで猪飼野に帰りたい
4.You're my beautiful lover
5.アリラン峠を越えてゆけ
6.生野のハンマン
7.愛の歌
アンコール ラブソングお前に
アンコール 赤い月(mina)
アンコール 畢生

 梅雨の蒸し暑さをはね飛ばすプーさんのライブ、Hiroshi君のギターと共に、まず「人生」から始まった。2曲目は久々に美奈ちゃんが歌う「夜の月」。「ラブソングおまえに」では、コーラス部分のハーモニーにうっとりする。新曲「うつろ」もすっかり耳に馴染んできた感じだが、今回は途中でメロディーが変わってしまったのだとか・・・でも、素敵だったけど(!?)
 2ステージでも馴染の名曲が続き、最後は「愛の歌」での締めくくり、やはりコーラス部分がいい感じだった。アンコールでは再び「ラブソングおまえに」が披露されたのだが、そのままでは終わらず、お客さんの希望で、美奈ちゃんの「赤い月」、さらにアンコール3曲目「畢生」と続き、プーさんはダウン寸前(!)でようやくライブ終了となった。(文)

7/26 Live Bar BUNGA(BIRTHDAY Live)

1ステージ目
1.かがやけ
2.花のように
3.ラブソングお前に
4.アリラン峠を越えてゆけ
5.はなったれ小僧

2ステージ目

1.愛の歌
2.アラリガナンネ
3.鳥のように
4.アイゴチュケッター

 プーさんの55歳を祝うバースデーライブ、Hiroshi君と久しぶりのAkiraさんを加えた2ステージの演奏と共に、駆けつけたファンやミュージシャンたちによるスピーチやパフォーマンスなど温かみにあふれた集まりとなった。
 懐かしい顔ぶれによる演奏、美奈ちゃんのオリジナル曲の披露など、普段は見られない光景も、バースデーライブならではと言えるだろう。
 あいにく欠席となった熱心なファンから寄せられたプーさんに捧げられた詩、美奈ちゃんの代読で披露され、その心に迫る内容から、ブンガの中は何とも言えない静謐な空気に満たされた。
 そして、ライブのラストはプーさんの最新曲で締めくくられた。(文)

8/1 憲法フォークジャンボリーin東京

8/7 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.君と二人
2.アラリガナンネ
3.赤い月(mina)
4.夏の昼下がり
5.ひとりで
6.愛の歌

2ステージ目

1.いつまでも
2.かがやけ
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.陰隠滅滅
5.アイゴチュケッター
6.生野のハンマン

 スコールのような夕立のあと、心配された客足も思いのほか順調で、久しぶりに駆けつけたお客さんの顔も見られ、8月最初のライブが始まった。
 「君と二人」で明るく始まったライブだったが、合間のプーさんのトークは、いつしか世の中の理不尽さに触れ、熱を帯びてくる。天下りする役人たち、社会的発言をきちんと表明しない日本のアーチストたちなど、その舌鋒はとどまるところを知らず、「腹立ちコンサート」(!)のようだ。 でも、さすがにプーさんファンのお客さんは、言葉のひとつひとつに納得の様子。
 「愛の歌」は、美奈ちゃんとHiroshi君のコーラスが加わって、かつてのバンド時代のような迫力だ。美奈ちゃんの歌う「いつまでも」、久しぶりのわりにのびのびした雰囲気が素敵だった。前回はお休みとなった「生野のハンマン」がラスト曲、この歌を聞けることが当然と思っている自分が怖い。(^_^; 今回もらったエネルギーで、残りの夏を乗り切らなくては。(文)  

8/21 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.かがやけ
2.生野のハンマン
3.うつろ
4.アラリガナンネ
5.時

2ステージ目

1.花うもれ
2.やりなおすぜ
3.アイゴチュケッター
4.君と二人
5.アリラン峠を越えてゆけ
6.愛の歌
7.愛の歌
アンコール ラブソングお前に
アンコール 花
アンコール 畢生

 8月最後のライブ、第1ステージの2曲目で、早くも「生野のハンマン」の登場、AkiraさんとHiroshi君のギターをバックにぜいたくな演奏となる。久しぶりの「時」、そして、「花うもれ」では、珍しくプーさんはギターをおいてボーカルのみに集中、これもまたよし。
 新曲「アラリガナンネ」、「アイゴチュケッター」、どちらもエネルギッシュな中に哀愁を思わせる。2ステージの最後は「アリラン峠を越えてゆけ」と「愛の歌」で最高潮に達する。とにかく、このところのコーラスの充実ぶりが素晴らしい!
 そして、ライブの後半だけでも聞きたいと、タクシーで駆けつけてくれたお客さんのために、プーさんから「ラブソングお前に」をプレゼント。さらに、韓国からのファンのリクエストで「花」、最後は「畢生」での締めくくりとなった。(文)

9/5 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.ピース
2.アラリガナンネ
3.愛の歌
4.ラブソングお前に
5.奈良の娘(mina)
6.俺は猪飼野で生まれた

2ステージ目

1.アリラン峠を越えてゆけ
2.かがやけ
3.アイゴチュケッター
4.みんなで猪飼野に帰りたい
5.愛と勇気を
6.生野のハンマン
7.HEY
8.愛の歌

 このところのライブでは、新曲に加えて往年の名曲復活が、長年のファンにとってはなんともうれしい限り! 「愛の歌」、「ラブソングお前に」、「愛と勇気を」など、美奈ちゃんとHiroshi君のコーラスが加わって、バンド演奏並の迫力さえ感じられる。やっぱり、いい曲は装いを変えても、とにかく素晴らしい! 美奈ちゃんの歌う「奈良の娘」も久しぶり、これもピュアな名曲だ。
 1ステージの最後は「俺は猪飼野で生まれた」、続く2ステージの最初は「アリラン峠を越えてゆけ」など、今回のライブでは、プーさんのルーツソング(?)がずらりと並んだ感がある。当然最後は「生野のハンマン」での締めくくり。そして、心優しいプーさんは、例によって、遅れてきたお客さんのために「ヘイ」と「愛の歌」をプレゼント。9月最初のライブが熱気の中で終了した。(文)

9/25 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.俺は猪飼野で生まれた
2.アイゴチュケッター
3.夏の昼下がり
4.Do your best
5.アリラン峠を越えてゆけ
6.花一輪

2ステージ目

1.ラブソングお前に
2.アラリガナンネ
3.愛の歌
4.花一輪
5.かがやけ
6.夜の月(pooh)
7.夜の月(mina)
8.生野のハンマン

 9月最後のライブ、馴染の曲が続いた後、1ステージの最後「花一輪」は、プーさんが29歳の時に味わった切ない別れを歌にしたもの。「昭和」の香りあふれる哀切な曲だが、今回を最初で最後として封印してしまうのだとか・・・。
 このところコーラスの充実ぶりがうれしい名曲「愛の歌」、プーさんの説明によると、それまで自分の境遇についての曲ばかり歌ってきたプーさんが、広く世の中全体に思いを馳せるようになって生まれた作品だという。「愛の歌」が醸しだす雄大で温かな世界観の源泉を知って、大いに納得!
 2ステージの後半、美奈ちゃんの「夜の月」の前にプーさんバージョンの「夜の月」も急遽披露され、思わぬ贅沢な構成にお客さんも妙に得した気分(?)。最後は「生野のハンマン」で静かに終了となった。(文)

10/17 Live Bar BUNGA(LOVE & PEACE ROCK FOLK Live)

夫 歌寛
1.生野のハンマン
2.かがやけ
3.ラブソングお前に
4.アリラン峠を越えてゆけ
5.Do your best
6.アイゴチュケッター
7.愛の歌
8.かがやけ

 今回はブンガオープン以来初めての、プーさんと朴保さんのジョイントライブ、第1ステージでは、プーさんがいつも以上の気合を込め、ベースとギター2本も従えて、プーさんの歌を熱唱する。最後の「愛の歌」、「かがやけ」では、なんと朴さんがドラムとして参加、どえらい迫力の演奏となった。
 続く第2ステージは、朴保バンドの登場。「雨に咲く花」、「峠」、さらに最新アルバム「架橋~未来へ」から、「橋」、「リムジン江」、「希望ヶ丘」、「恨(ハン)」などが披露された。そして、アンコール曲のあと、お客さんも含めた全員で「スタンドバイミー」の大合唱、熱気の中でジョイントライブは終了した。(文)

10/31 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.Do your best
2.夢いつも遠く
3.夜の月
4.かがやけけ

2ステージ目

1.アリラン峠を越えてゆけ
2.花にうもれて
3.ラブソングお前に
4.愛の歌

1ステージの一曲目、Do Your Best: しっとりした旋律に載る心地好い安心の詞、「愛と勇気を君は与えてくれた、・・・ありのままでいい・・・」、プーさんの優しくて力強いボイスが響く。
二曲目、夢いつも遠く: プーさん26歳の作品、「正しきこと少ないこの世に、・・・わが道をゆく」、オー・オー・オーとひろしさんとシャウトする、男の魂が重なり合い、観客の胸に分け入り響く。
三曲目、夜の月: プーさんが鐘の音を鳴らしながら歌います。秋の夜空に月が浮かぶ今宵、秋色増したプーさんの柔らかなボイスが、美奈さんのやさしい声をつつむ、格別な夜の月。
四曲目、輝け: ふたりのギターたちが調子よく響く、輝け! とばかりに。
2ステージ一曲目、アリラン峠を越えてゆけ: ギターふたりの掛け合いが絶好調。
プーさんのMCから、「歌の旅の時代、楽しいこと一割、苦しいこと9割だった。各々に各々のアリラン峠が在る、超えてゆかねばならない・・・」
二曲目:花にうもれて: 「花に埋もれて、父母のもと、会いにゆきたい・・・サランへヨ」 彼岸で待っていてくれる懐かしい父、そのとき 会える、そのときも 楽しみが在る。春の花、夏の花、秋の花、そして冬の花、四季の花々、ブンガ・ブンガと咲き誇れ、ブンガ(花)にうもれて。
三曲目、ラブソングをお前に: 「ラブソング お前のために 歌う、歌い続けることを お前だけに誓う みにくい俺だから 愛の唄を歌う さびしい人生 生きる 俺たち二人だから・・・人は生まれて いつしか消える・・・」 語りかけるように 伝え、悼み、叫び、歌い、誓う。かけがえのない人に捧げる歌に、全体重を込めたプーさんの歌唱に、こころを込めたギターふたりに、お客さんはたしかな拍手で応えました。
四曲目(本日のラストソング)、愛の歌: きびしくつらい現実、そんな歌詞を、プーさんが叩くドラムスで 吹き飛ばせ! ライブ初 プーさんのドラムス弾き語り、ギター陣もしっかり頑張る。 
秋の夜長、歌い納めた音の余韻、詞の余韻たちがブンガの空間に残っていました。
(文さんの代理、孝)

11/13 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.めちゃくちゃブルース
2.Do your best
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.生野のハンマン
5.涙の向こうに
6.醜悪の二十重

2ステージ目

1.ラブソングお前に
2.愛の歌
3.白い月
4.ふるさとに帰ろう
5.アイゴチュケッター

13日の金曜日ライブ、いつものマーチンを抱えてプーさんが登場、向かって右にギター・ヒロシさん、左やや後方にベース・タモツさんで1ステージ目がスタート。
一曲目、めちゃくちゃブルース: 曲名は滅茶苦茶だぜ・・・けれども演奏はピッタリ、メチャクチャ素敵でした。
二曲目、Do Your Best: 「人はありのままでいい・・・フリーダム、輝く星が君を見ている・・・」 素敵な詞、雨にひと濡れしたように、しっとり、まろやかなプーさんのボイスが、お客さんに語りかける、秋の音色が響く。 
三曲目、アリラン峠を越えてゆけ: ベースの厚みが曲を底堅くする、リードギターが峠の道をひっぱってゆく。完璧な演奏、完璧にアリラン峠を越えた、そして次の峠へ・・・。
四曲目、生野のハンマン: 少々風邪気味と云うプーさん、だからでしょうか、抑え気味のいい感じが、せつないメロディに一層映え、今夜は弾き語りの真髄を聴きました。生野のハンマンを永年愛するファンへ、プーさんが贈る渾身の一曲。
五曲目、涙の向こうに: 2003年1月2日、新幹線で移動中に創ったハイカラな作品とのMC。「朝日が空から差し込み、君の旅立ちを告げる・・・けっして一人じゃないさ どれほど辛い日々でも あきらめずにゆこう 喜び悲しみ くりかえす 旅人 夢をつないで 明日へ歌おう 愛は いつでも 涙の向こうに ・・・I am singing for you.」 (はじめて聴いた曲) 聴く人を応援する、励ます、語りかける、明日の夢を想う、また歌ってほしい素敵な作品です。
六曲目、醜悪の二十重: プーさん29歳の作品。テレビドラマの主題歌で歌われそうな、とにかくカッコいい曲でした。(はじめて聴いた曲)
  充実の第一ステージ。録音していない? 勿体ない! 勿体ないライブでした。

2ステージ一曲目、 MINAさんが初めてコーラスとして加わった第2ステージは、
一曲目、ラブソングをお前に:哀切です、いつも、いつも。歌い続ける、歌い続ける ラブソング・・・・。
二曲目、愛の歌:プーさんがドラムスを軽めに弾きながらの演奏でした。
MCで語るプーさんの言葉、『力ない自分にめまいを感じる。自分ができること、こつこつと続けてきた。自分以外の周りの人たちを幸せにしたい、でも社会はそうなっていない、利己主義の社会、これを超えるものはないか? せめて歌を歌い続けてゆこう。愛の歌、1987年作で22年間歌ってきた。自分で出来ること、懸命に、地団駄を踏んできたけれど、命ある限り、歌い続けよう。』 歌も語りも素敵な今宵です。
三曲目、白い月(by MINA):今夜はMINAさんの音程キィがもうひとつのところでしたが、プーさんのヘルプで、無事歌い納めました。
四曲目、ふるさとに帰ろう:ひとりひとりのふるさと、記憶、追憶、いまの暮らし、いまの仕事、帰り行くふるさと、帰り難いふるさと、いろいろな故郷が去来する、そんな歌のちからを想う。
五曲目、アイゴー チュッケッタ:猪飼野のオモニたち、私のオモニも云った、アイゴー チュケッタ(嗚呼 死にそうだ)。ベースの重低音が、曲調を下支えする。 「働いて 働いて お金はないよ 異国の日本であとは死ぬだけ 生まれた時代があまりに悪い イノム チャシック(こいつ この野郎) わたしは 野垂れ死ぬのか アイゴー アイゴー  チュッケッター」

入魂の一曲で、全11曲を歌い納めたのでした。 (文さんの代理、孝)

11/27 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.Do your best
2.めちゃくちゃブルース
3.ラブソングお前に
4.夜の月
5.アリラン峠を越えてゆけ

2ステージ目
1.人生
2.アイゴチュケッター
3.愛の歌
4.生野のハンマン

 11月最後のライブは、ヒロシくんのギターにタモツくんのベースを加えてのステージ。「めちゃくちゃブルース」では、お客さんが飛び入りでのスキャットを披露。「夜の月」は珍しくプーさんのボーカル。
 第2ステージは渋い名曲「人生」で始まり、最後はしっとりと「生野のハンマン」で終了となった。ブンガも先日オープンから4周年となり、いよいよ5年目へと突入(!)する。世の中の状況は厳しいけれど、こんな素敵な空間はぜひとも存続して欲しい。そんな気持ちを改めて抱いた一夜でもあった。(文)

12/6 朝鮮民謡と生マッコリを楽しむ会(大田区・昭和のくらし博物館)

12/11 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.Do your best
2.めちゃくちゃブルース
3.アジア
4.アジア
5.畢生

2ステージ目

1.愛の歌
2.生野のハンマン
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.アジア

 外はあいにくの冷たい雨だったが、ギター2本とベースをバックに12月最初のライブが始まった。3曲目は久しぶりの新曲、出だしから期待させるメロディーが流れる。だが、初演のせいか、途中で何度か中断となる。コードが合っていなかったとか。プーさんとバンドメンバーでお客さんに平謝り。4曲目もこの新曲「アジア」を再演奏することになった。
 こうして立て続けに2回聞くことになった新曲だが、「大型新曲」と形容したくなるようなスケールの大きさ感じさせた。なにより美奈ちゃんのコーラスも加わった「アジア、アジア」と繰り返されるフレーズの心地よさ格別で、まさに癒される旋律と言えるだろう。プーさんの説明によれば、そのメロディーにたどりつくまで大変だったとか。
 ライブの最後、光栄にもプーさんからリクエストの希望を聞かれ、迷うことなく新曲「アジア」の再々演奏をお願いした。すでに充分な完成度を持つこの曲だが、これからさらなる進化が楽しみだ。(文)

12/27 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.かがやけ
2.みんなで猪飼野に帰りたい
3.アリラン峠を越えてゆけ
4.生野のハンマン
5.ラブソングお前に
6.愛の歌

2ステージ目

1.赤い月
2.アジア
3.人生
4.Do your best
5.君と二人
6.愛の歌
アンコール 鳥のように

 2009年最後のライブは、ギター2本にベース、さらに女声コーラス3人をくわえての豪華な幕開けとなった。第1ステージでは馴染の名曲が並び、第2ステージの「赤い月」では、美奈ちゃんの歌に縦笛の音色が清冽な味わいを添える。
 前回初披露された「アジア」、期待通りの盛り上がりで、すでに長年歌い込まれてきたような迫力さえ感じられる。最後の「愛の歌」では、プーさんがドラムをたたいて、またマイクの前に戻るという早業も(!)アンコール曲はいつもならバンドで演奏する「鳥のように」、今回は珍しくプーさんの弾き語りでの締めくくりとなった。
 ライブの終盤でプーさんがちらりと披露した「遺書」、差別を厳しく問い詰める内容であるだけに、長らく封印状態にあったとか。その封印を久々に解くことにしたというプーさん、来年(2010年)はライブで本格的に披露することになりそうだ。
これは受け止める側の姿勢が問われることでもある。未だに厳然として存在する差別社会の中で、どんな立ち位置で私たちはこの曲を耳にすることになるのだろうか? (文)