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サランヘヨ

1.
あの時こうしたらその時ああしていればとか
そうさたらればはないきりがない
オモニあれだけ苦しんで働き続けても
家は破産今は意識もない
毎日毎日がくやしい日々の連続
毎日毎日がくそったれの年月
生きてる幸せこれっぽっちもない
日本人も大変だったと言われても
一家6人夫家にはうらやましい
オモニアボジ異国の差別のこの国で
なぜさびしく死んでしまった
俺たち兄弟の人生奴らにあやつられ
生まれた時から全てが決まってる

2.
気付かぬ奴隷も気付いた奴隷たちも
そうさ大差はないきりがない
アボジ大切な片肺医者に取られて
地獄の日々が家族を苦しめた
毎日毎日がくやしい日々の連続
毎日毎日がくそったれの年月
生きてる幸せこれっぽっちもない
故郷の島に眠るハルバンハンマン
異国に眠るアボジオモニ
母なる美しい青い海に
二つにひきさかれ何を思う
俺たちの人生奴らにあやつられ
生まれた時から全てが決まってる

3.
俺の旅はいつ終わるのだろう
人間の世界はきたない
アボジオモニこの弱い俺の姿
はるかな空から見守ってくれ
サランヘヨ サランヘヨ サランヘヨ サランヘヨ

夢の中

1.
暗闇の中を 生きてきたのさ
俺の時の流れ 止まったまま
誰かれなしに ムカついていたさ
ピストルがあれば やらかしてたぜ
すぎ去った過去は もう帰ってはこない
時計の針は もどせないよ
夢にやぶれ 夢にたおれ 夢の中で
この世を 生きる

2.
明日があると 人は言うけれど
俺の明日は どこにもない
社会を作った 奴らはいつも
きれいな言葉で 俺たちをだます
陽炎のような 時代の中で
虫ケラのような 生命だけど
夢にやぶれ 夢にたおれ 夢の中で
この世を 生きる

カンカラカン

1.
俺はまだまだ 人生を知らない
俺はまだまだ 自分を知らない
ふり向けば今 終りの鐘が
カンカラカンと カンカラカンと
俺の頭の中 鳴りひびいている

2.
俺はまだまだ 青春を知らない
俺はまだまだ お前を知らない
お寺の境内 缶蹴りの缶が
カンカラカンと カンカラカンと
走馬灯ゆれてる 鬼も笑ってる

3.
俺はまだまだ 愛を知らない
俺はまだまだ 地獄を知らない
ため息だらけの みっともない人生
カンカラカンと カンカラカンと
親父おふくろ兄弟 みんな泣いている

おーおーおーおーおー

戦争

1.
醜い戦争止めて下さい
子供達いくさに連れてゆかないで
お国のためとはいえおなかをいためた
わが子をどうして喜んで送り出せるものか

2.
悲しい戦争止めて下さい
子供達いくさにまきこまないで
鉄砲かつぐためにこの子を今まで
大事に大事にここまで育ててきたんじゃない

3.
恐しい戦争止めて下さい
子供達いくさにかり出さないで
年老いたこの母のかけがえのない
愛するお前を戦場へ誰が奪うのか

遺書

1.
僕はいつも朝鮮人とからかわれみんなからいじめられた
僕はいつも朝鮮人とバカにされみんなからなぐられた
いつもおおぜいの奴らが僕だけ1人ねらうよ
いつもおおぜいの奴らが僕だけ1人ねらうよ

2.
学校の先生に言ってもとりあげてくれない
すると今度はつげ口をしたと言ってはまたなぐられた
学校へ行くのがこわいよ学校に行きたくないよ
学校へ行くのがこわいよ学校に行きたくないよ

3.
お父さんは体が悪いのに鉄クズを朝から晩までたたいてる
お母さんはしんせきの家でサンダル朝から晩まで作ってる
僕と妹のために寝たきりのハンマンのために
僕も妹もみんな必死に働いてる

4.
お父さんはお酒を飲むと日本の悪口ばかり言ってる
日本の兵隊は私達の土地をとりあげそして私のアポジを殺した
日本の兵隊は女子供達までみせしめに笑いながらもて遊びながら殺した
戦争が終っても日本は今だに私達を差別する日本人が憎い

5.
僕は何も悪いことをしてはいないのに
先生がみんなにこれから僕とあそんではいけないと言った
体育のフォークダンスの時間にも先生が僕だけみんなと
手をつないではいけないと言った僕はどうすればいいの

6.
いつも黒板に書いてあった言葉を僕は忘れない
朝鮮人は食べものがくさいからウンコもくさい
朝鮮人は日本から出てゆけ朝鮮人はきたないからきらいだ
朝鮮人は死んだほうがいいそんな言葉が僕を苦しめる

7.
朝鮮人も日本人も同じ人間なのに
お父さんお母さんハンマン妹よ僕はもう死にたい
弱虫な僕でごめんよ僕はもうつかれた
学校へ行くのがつらいよ僕はもう死にたい

ありがとう真実をオモニ

1.
傷つき倒れ体も心も
つかれはてたあなたはそれでも強く生きる
心やさしいあなたがいるから
私はこれからも生きてゆける
ありがとう真実を
オモニオモ二愛するオモニ

2.
涙も枯れて息する事も
つかれはてたあなたはそれでも強く生きる
心やさしいあなたがいるから
私はこれからも生きてゆける
ありがとう真実を
オモニオモ二愛するオモニ
オモニオモ二愛するオモニ

奴隷

1.
桜の花が好きならばふだんから水や空気を大切にしろ
季節を殺した無自覚な奴らが桜の花見なんてするんじゃねえ
たばこを投げすてガムを吐きちらし空き缶そこら中に捨ててる奴ら
畑にさえゴミをまきちらす愛のないリアリティのない明日の兵士達
警察は俺達一般庶民を守るために月給もらってやしねえ
くさったこの国を守るためにピストルをちらつかせながら俺達見張ってる
いつまでつづくこの世身の毛もよだつ人の心
あらゆるものが利用されて俺達は奴隷の人生生きる

2.
朝鮮人差別 アジア差別 部落差別 貧富の差別 容姿の差別
男女差別 障害者差別 頂点には奴らが笑ってる
あほだらけうそだらけ悪ぢえだらけ強姦だらけ傲慢だらけ
略奪だらけ暴力だらけ洗脳だらけ自分では気付かぬ奴隷達
いつまでつづくこの世身の毛もよだつ人の心
あらゆるものが利用されて俺達は奴隷の人生生きる
俺達は奴隷のまま死んでゆく

スラムで生まれた俺

1.
スラムで生まれた俺は国をうばわれた子供
俺には青春がなかった俺には自由がなかった
奴らはこの俺を虫ケラのように
めちゃくちゃになぐりたおした

2.
おやじもおふくろもみんな国が違うということだけで
さんざんに人から嫌われさんざんな人生を生きた
同じ人間と言いたくはない
この世に神なんていないさ
犬死にさ誰も彼も
犬死にさ俺達は

3.
スラムで生まれた俺は行き着くところは知れてる
それでも懸命に生きてそれでも懸命に歌う
どうせ死ぬのなら生きたいように
奴らを越えたい
犬死にさ誰も彼も
犬死にさ俺達は
生きてやるひたすらに
生きてやる俺達は

故郷済州島

1.
風吹け 大地よ 死後の世界の魂よ
この世とあの世が 混ざりあったその時によみがえる
東の空には母の祈りがあるという
やぶれたこの胸 虹の光そそぎこめ今すぐ
俺の中の俺よ 俺の中の俺よ 俺の中の俺よ
夢は闇の中 時をこえてゆけ 果てない空へ
葬り去られた 島の歴史傷深く
その手にこぶしをにぎりしめて戦乱に立ち向かった

2.
アルムダウン チェイジュウド 菜の花が咲きほこる
先祖の魂 海と大地青い空飛んでゆく
南の空には 父の願いがあるという
踊れよ歌えよ 恨み忘れハンランサン陽が登る
俺の中の俺よ 俺の中の俺よ 俺の中の俺よ
石のトルハルバン 俺の愛の島 ふるさとチェイジュド
4・3チェイジュド
アリラン アリラン アラリヨ

かくれんぼ

1.
人の悲しみどこへゆくのか
空の彼方へ飛んでゆく
涙流れたら鳥たちはばたいて
遠くの赤い空二度とは返らない
幼い子らはんーんーんー

2.
晴れわたる空風が遊ぶよ
私もいつか飛んでゆく
もらい子泣いているシクシク泣いている
お前の父母は二度とは戻らない
私はかくれんぼ
う~

心のとびら開いて

1.
さあ早く早く早く心のとびら開いて
さあ少しの勇気だして君の人生が始まる
何ひとつひとついらない目指すものがあれば
与えられたものばかり信じて生きてはいけない
あれはてた毎日よどんでしまった心も
いつだって今からだってやり直せるはず
ラヴラヴラヴ大いなる
ラヴラヴラヴ愛がある

2.
さあもう偽りの時を過ごさないで
さあ暗い住みなれた部屋に君は別れを告げる
たったひとつひとつだけの大切な君と僕の生命
自分だけの幸せのために人生を生きてはいけない
罪深い魂傷ついた心も
いつだって今からだってやり直せるはず
ラヴラヴラヴ大いなる
ラヴラヴラヴ愛がある
ラヴラヴラヴ君の手のひらに
ラヴラヴラヴ君のくちびるに

ファージング~Farthing~

1.
夢はいつもお前の手から
こぼれおちて砂に帰る
今宵の酒は苦くせつなく
俺の心と体にしみる
生まれて死んで何が残る
お前の心は今どこにある
Woh …

涙にふるえる太陽まぶしく熱い思いとまざりあい
希望は朽ち果て魂それでもさまよい何かをさがすのさ
風よ雲よ空よ海よ鳥よ花よ夢よ 愛するお前よ

2.
夜空の星と月に歌おう
多くの人の愛の歌を
今もどこかで争いがあり
嘆きの叫びが大地にしみる
せめて死んでゆく時は
静かな心でこの世を離れたい
Woh …

涙にふるえる太陽まぶしく 熱い思いとまざりあい
希望は朽ち果て 魂それでもさまよい 何かをさがすのさ
風よ雲よ空よ海よ鳥よ花よ夢よ 愛するお前よ

夜の月

1.
夜の月とてもきれい君の笑顔似てる
二人今あえたこの手二度と離れない
幸せ遠く
不幸せ常に
いくとせ思う君を
愛してるこれほどに

2.
夜の月二人歩く虫の鳴き声きれい
一人生きてゆくさみしさ耐えた耐えた耐えた
幸せ遠く
不幸せ常に
いくとせ思う君を
愛してるこれほどに愛してるこれほどに
二人この世を去ってもいつも心ひとつ

鳥のように

鳥のように大空を飛んでみたい
鳥のように自由に国を越えてみたい

人は皆同じ命 人は皆同じ笑顔
共に抱き合い 共に歩きたい
行こう手をつなぎ どこまでも いつまでも

人は皆同じ心 人は皆同じ涙
共に助け合い 共に作りたい
行こう手をつなぎ どこまでも いつまでも
夢は友と語り 生きること

鳥のように大空を飛んでみたい
鳥のように自由に国を越えてみたい

愛の歌

1.
涙にぬれた人達悲しみ多い毎日
人を世の中自分さえも恨んで呪う人生
おなかを空かしてる子供達明日の生命さえ解らない
おなかを空かせて死んだ子供の親は悲しい
家族が食べてゆくために娘を売る家もある
売られてゆく娘達の心は体は誰のもの
僕にできることはたったひとつだけ
生命つづく限り愛を歌うこと
愛の歌君に届け悲しみをのりこえて

2.
家のない人達は北風吹く夜も
寒さに震えながらけんめいに生きている
多くの人達の助けを呼ぶ声が
君にも聞こえるだろう耳をすましてごらん
人が人を欺き人が人を憎む
人が欲望のために人の生命さえ奪う
力ないこの僕に残されたひとつの道
生命果てぬ限り愛を歌うこと
愛の歌君にとどけ悲しみをのりこえて
愛の歌共に歌おう苦しみをのりこえて

アリラン峠を越えてゆけ

1.
アボジの生まれは済州島
オモニの生まれも済州島
時代の波に流されながらも
必死にこらえてけんめいに生きた そして
2人は日本で出逢い 結ばれ愛をはぐぐむ
苦労に苦労を重ね この俺を育てた

アリラン峠をこえてゆけ アリラン峠をこえてゆけ
アリラン峠をこえてゆけ アリラン峠をこえてゆけ

2.
朝鮮部落とバカにされても
まずしい暮らし幸せだった だけど
あらゆる差別の中で 日本 朝鮮 韓国
不思議な立場の生命 明日の夢はなかった

アリラン峠をこえてゆけ アリラン峠をこえてゆけ
アリラン峠をこえてゆけ アリラン峠をこえてゆけ

アリラン アリラン アリラン アリラン アリラン アリラン

生野のハンマン

生野のハンマン僕は好きやで
やさしい笑顔僕は好きやで
長生きしてや死んだらあかんで
100才まで元気でいてや
約束したでハンマン

日本の言葉ハンマンようしゃべらん
暗い時代ハンマン生きぬいた
長生きしてや死んだらあかんで
100才まで元気でいてや
約束したでハンマン

しわの中の小さなひとみが
長い季節涙にぬれた
長生きしてや死んだらあかんで
100才まで元気でいてや
約束したでハンマン

生野のハンマン僕は好きやで
やさしい笑顔僕は好きやで

みんなで猪飼野に帰りたい

1.
猪飼野に帰ろうあのなつかしい猪飼野に
猪飼野に帰ろうあのなつかしい猪飼野に
たくさんの人達が生きていたニンニクのにおいがあふれてた
俺達のふるさと猪飼野に今ではみんなで帰りたい

2.
ヘップのにおいが鼻をつく年老いた人らがリヤカーを引く
どこもかしこも汗まみれ俺達兄弟も油まみれ
たくさんの人達が生きていたニンニクのにおいがあふれてた
俺達のふるさと猪飼野に今ではみんなで帰りたい

3.
指をボール盤で失くしたおっさん刺されて死んだとなりの兄チャン
いつでもイライラ怒ってたおばはん片足のなかったおっさん
たくさんの人達が生きていたニンニクのにおいがあふれてた
俺達のふるさと猪飼野に今ではみんなで帰りたい

4.
やさしい目をしてたハンマン達大きな声で笑ってたオモニ達
やさしい目をしてたハルバン達いつも怒鳴ってたアボジ達
たくさんの人達が生きていたニンニクのにおいがあふれてた
俺達のふるさと猪飼野に今ではみんなで帰りたい

5.
ここは日本か朝鮮かここは朝鮮か韓国か
子供心に解っていた俺達は嫌われている
たくさんの人達が生きていたニンニクのにおいがあふれてた
俺達のふるさと猪飼野に今ではみんなで帰りたい

6.
時が変わり時代も変わる町も変わり人も変わる
多くのものが変わりゆく中で猪飼野のにおいはまだ変わらない
たくさんの人達が生きていたたくさんの夢が壊された
俺達のふるさと猪飼野に今ではみんなで帰りたい
みんなでみんなで帰りたい

花よ

1.
人は悩み苦しむため
生まれてきたの
つらい思い胸にひめて
夕陽に祈る
泣いて泣きぬれたまま
夜空星見てた
花よ花ならば咲いて咲いておくれ
花よ花ならば咲いて咲いておくれ

2.
人はみんな花だから
一度は散るの
離れ離れ胸にとげが
刺さって痛い
泣いて泣きぬれたまま
海の声きいた
花よ花ならば咲いて咲いておくれ
花よ花ならば咲いて咲いておくれ

人間

1.
嘘と汚濁にまみれてあわれ俺達人間が行くよ
本音を全部言ったら昨日の友さえ今日は敵
新聞にぎわす悲惨な事件見ながら楽しむ俺達
人の不幸の事など顔で泣いて心で笑う

金が全ての世の中あんたの生命もお金で買える
お金もうけのためならば何でもやります心も売ります
子供も大人も老人も頭の中味は欲望だらけ
かなわぬ欲望と夢に身も心も悶え苦しむ

俺達おろかな人間よ救いの道はもう消えた
不正にまみれた人間よ地獄の道へまっしぐら
俺達こそくな人間よ終りのその日が近づいた
恥知らずな人間よ一体どこへ行くのやら

2.
しょせん俺達人間は犠牲がなくては生きてはいけない
しょせん俺達人間は奴隷制度がぴったりなじむ
しょせん俺達人間は地球の中で最悪な生き物
しょせん俺達人間は生まれてきた事その事が罪

詭弁と偽善を操って偽りだからの世の中を生きる
巨大になった人間は生きるために全てを盗む
やりたいほうだいしほうだい邪魔する奴は国賊呼ばわり
殺し尽くし焼き尽くし奪い尽くして笑っている

俺達おろかな人間よ救いの道はもう消えた
不正にまみれた人間よ地獄の道へまっしぐら
俺達こそくな人間よ終りのその日が近づいた
恥知らずな人間よ一体どこへ行くのやら

これがあいつらの

1.
俺たちはこれからどこへゆくの
これだけゆがめられた社会で
ウソをついても平気な奴らが
俺たちをだまして笑ってる
これがあいつらのやり方
これがあいつらのやさしさ
これがあいつらの生き方
これがあいつらの魂
愛だけを信じていたい 愛だけが俺たちの夢
今こそ終りのその時がこようとも

2.
目の前を子供たちが走る
大きな笑い声楽しそうに
子供たちの未来をうばいながら
俺たちは手も足もでない
これがあいつらのやり方
これがあいつらのやさしさ
これがあいつらの生き方
これがあいつらの魂
愛だけを守りたい 愛だけが俺たちの生命
今こそ終りのその時がこようとも

生命たち

1.
生命が目の前通りすぎてゆく
人は一人孤独な旅人
季節の早さに追いたてられて
生きるすべもなくす毎日
涙が止まらない大空の雲が流れる
出逢いと別れをくり返し
ただひたすらに生きてきた

2.
帰るところはどこにもない
はるか彼方に夢のふるさと
涙が止まらない夜空の星も泣いてる
出逢いと別れをくり返し
ただいたずらに生きてきた
青い海原白い波
よせては返す生命たち

済州島

1.
風が吹く済州島青空にハンラーサン
日本海東シナ海浮かぶ小さな愛の島
誰が呼ぶ魂よ血の涙天にとどけ
チョンバンポッポソンサンイチュルボ今も眠る悲しみの人よ
トルハルバンも泣いている

2.
島の歌波にのり海原をこえてゆけ
しあわせな暮らしは汚い奴らにうばわれた
誰が呼ぶ魂よ血の涙天にとどけ
菜の花が死骸の上に春の夕暮れきれいに咲いた
輝く星も泣いている
アイゴ アイゴ アイゴ アイゴ※
アイゴチュケッタ アイゴチュケッタ※

3.
アルムダウン済州島黒い石垣ふるさとの島
アボジオモニ眠る島傷だらけハンの島
私達の済州島

give us peace

give us peace 平和を私たちに
give us peace 争いなんていらない
give us peace 平和な日々を
give us peace 私たちは望んでいる

今こうしている間に多くの人々が傷つき耐えている
愛と勇気 共に助けあおう

今スープを飲めない人々があなたの助けを待ちながら耐えている
海と大地 超えて愛しあおう
夢は遠く 愛は果てしない

give us peace 平和を私たちに
give us peace 争いなんていらない
give us peace 平和な日々を give us peace 私たちは望んでいる

give us peace
give us peace

人生

1.
がんじがらめの人生 俺はどこへ行く
嘘と真が入れ替わる 悪い奴らは強い
いつでもいつもびくびくと 俺は恐れてる
人間の世の中っていうやつは 本当に本当に怖い
生まれてきたことを呪っても
俺は今確かに生きてる
おのれの手でこの生命 消し去ることはできない
闇をひとり歩くさみしさ
ゆれる魂もうもう消えそう

2.
どうせ俺はひとりぼっち 何もできゃしねえ
人は裏切りくり返し 袋小路にはまる
狭くて暗い穴ぐらで 生きているようだ
からだも心も奪われて 死んでも外には出れない
たったひとつの人生
こんな俺にも夢があった
全てを失った今でも あきらめることはできない
闇をひとり耐える苦しさ
怯える魂もうもう終わろう

愛と勇気を

愛と勇気を 弱い私に
愛と勇気を ふるえる情けないこの手に

目の前の不幸はあまりにも強すぎて歯が立たない
大きすぎる力の前では目を伏せて怯えるばかり

今も聞こえるあなたの言葉
前を向いて歩いてほしい

愛する者たちといつまでもどこまでも共に生きたい
だけどこのひどい現実ではみんなだまされて愛は消えてゆく

今も聞こえるあなたの祈り
生命の限り生きてほしい

愛と勇気を 弱い私に
愛と勇気を ふるえる情けないこの手に

花のように

1.
花あふれる通り道 木洩れ日さして
子供達楽しげに 夢を歌う
今咲いた咲いた愛の花
いにしえの人も踊り明かす

花のように 咲かせたい
一度だけの 私だもの
花のように 心のままに
散り行くのなら 咲いて散りたい

2.
いくつもの精霊が あなたの胸に
美しい魂に 風も歌う
今咲き乱れる花ビラよ
この世に生まれて何を残す

花のように 咲かせたい
一度だけの 私だもの
花のように 心のままに
ちりゆくのなら 咲いて散りたい

天と地

1.
私の好きなあの人が歌ってる
青い空に 美しい声で
風にのって あの人の 声ひびく
その姿は 天と地を つなぐ
生まれかわっても あなたに会いたい
一度でもいいから あなたに抱かれたい
時が消えても 愛しつづける

2.
私の好きな あの人が 歌ってる
青い山に 清らかな声で
花のような あの人の声ひびく
その姿は 天と地をつなぐ
生まれかわっても あなたに会いたい
一度でもいいから あなたに見られたい
時を忘れて 愛しつづける
あなたとひとつになりたい

さあ飛び立つのだ

1.
果てしなく広がる青い空へ
旅立ちの季節が鳥達よ歌え
荒れ狂う未来へもう行かなくては
住みなれた時代にさあ別れ告げて
恐れる心かたすみにおき
その手に勇気の言葉をもって
眠れる力よびさませ今
お前の輝く瞳をもって
たとえ倒れてもさあ飛び立つのだ

2.
風ふけよ海原波よ語れ
旅人よ生命の消える日まで
ふるさとの父母愛する君よ
別れのその時が今訪れた
恐れる心かたすみにおき
その手に勇気の言葉をもって
眠れる力よびさませ今
お前の輝く瞳をもって
翼あざやかにさあ飛び立つのだ
ラララ

愛をあなたありがとう

1.
寒さに震える凍える毎日
冷たい風が心にふきすさぶ
あなたここに来て私と語って
あなたここに来て私を抱きしめて
二人で助けあいどんな時も
二人で生きてきたなのにあなたはもういない

夢をありがとう 愛をありがとう
夢をありがとう 愛をあなたありがとう

2.
いく度も坂道転げ落ちた
いく度も生きることあきらめ闇をゆく
あなたここに来て私と語って
あなたここに来て私を抱きしめて
二人で支えあい悲しみ共に
一人の人生もう私もあなたのそばに

アジア

1.
アジア アジア アジア アジア
アジア アジア アジア アジア
失われた多くの生命
けがれ果てた大地と空
アジア アジア アジア アジア

2.
君はいつも何を見ていた
君はどこで何をしていた
アジア アジア アジア アジア
アジア アジア アジア アジア

俺たちに明日はない

俺たちに明日はない
俺たちに過去も未来もない
俺たちにあるのは今だけ
いかれてる奴らがきたないやり方で
金をもうけていばり散らす
そんな時代に俺たちは生きてる
そんな時代に俺たちはうごめく

いつわりの人生いつわりの社会で
おびえる毎日こごえる毎日
そんな時代に俺たちは生きてる
そんな時代に俺たちはうごめく

俺たちに明日はない
俺たちに過去も未来もない
俺たちにあるのは今だけ

奈良の娘

1.
奈良の都に吹く風は
好きなあの人のにおいがするの
山の辺の道二人手をとり
よりそいながら歩いた故郷の古都の里

2.
奈良の都に降る雨は
好きなあの人の汗にも似てる
飛鳥の村へ雨にうたれて
1人さびしく泣いていた故郷の古都の里

3.
奈良の都に照る月は
好きなあの人のかがやく瞳
吉野の桜君と見たいと
言ったあなたを一人待つ故郷の古都の里
清らかな奈良の娘