1/19 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.畢生
2.明日こそは
3.LOVE
4.夜の月
5.花のように
6.かがやけ

2ステージ目

1.生野のハンマン
2.目を覚ませ
3.悪性
4.アホな女
5.ラブソングお前に
6.君と二人

 2007年の初ライブは、前座として夕深夏(ゆみか)ちゃんの弾き語りから始まった。
 続いて、コーラスの美奈ちゃん、ギターのターナーBさんを加えて、プーさんの第一声は「畢生」。その後、馴染みの曲に続いて、しばらくご無沙汰だった「夜の月」と「花のように」が続く。
 休憩の後の2ステージ目はずいぶんと味わいの違う曲が並んだ。長らく歌われなかったもの、封印されていた(!)ものなど、7年余りプーさんの歌を聞いてきたこちらも初めて耳にする曲ばかりだった。
 ハンマン(おばあちゃん)のことを歌った1曲目は愛情にあふれ、心に染みる。2曲目の「目を覚ませ」は今の時代にも通用するメッセージソングと言える。数百曲だというプーさんのコレクションにはこんな素敵な曲がまだまだ埋もれているのだろう。新曲も楽しみだが、過去の名作の復活も大いに望みたいところだ。
 ところで、ターナーBさんて、その顔つき、スタイルがマンガの「くまのプーさん」にそっくりに思えるのだけど・・・違うかな?(文)

1/27 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.いつまでも
2.明日こそは
3.奈良の娘
4.HEY
5.めちゃくちゃブルース
6.青春
7.心に愛を

2ステージ目

1.悪性
2.YOU ARE MY BEAUTIFUL LOVER
3.夢いつも遠く
4.生野のハンマン
5.君と二人

 1ステージの1曲目は、いきなり美奈ちゃんの歌う「いつまでも」。前回、前々回と聞けなかっただけに、妙に懐かしく、また新鮮にも響く。やっぱり、いい曲はいいなあ!
 このところ、馴染みの曲に加えて、初めて聞くような昔の作品を披露してくれるプーさん、今回はフォーク調の「青春」を聞かせてくれた。
 前回のライブで聞いた「生野のハンマン」がどうにも気になって、プーさんに是非にとリクエスト、2ステージ目でその希望がかなった。いままで封印状態だったのが信じられないほど、完成度の高い作品だと改めて確認できた。シンプルだけど思いにあふれたこの曲は、多くの人に聞いて欲しいと素直に思ってしまう。プーさんの作品ストックには、まだまだ名曲が眠っているんだろうな。(文)

2/23 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.スラムで生まれた俺
2.よみがえれ
3.生野のハンマン
4.夜の月
5.人生Ⅱ
6.Walk along together

2ステージ目

1.かがやけ
2.YOU ARE MY BEAUTIFUL LOVER
3.HEY
4.みんなで猪飼野に帰りたい
5.明日こそは
6.花のように

 ターナーBさんを加えたRUNAライブも、すでにあたりまえの光景になった感がある。プーさんのトークの横で次々に繰り広げられるターナーBさんのオヤジギャグ的パフォーマンスには苦笑、失笑も禁じ得ない。プーさんも途中であきれ果てる始末だった。
 そんな中で今回も聞くことのできた「生野のハンマン」、まだ3回目に過ぎないのに、心に染み込む度合いの強烈さはなんだろうか? 同じプーさんの曲であっても、聞く人によってそれぞれ好みもあり、共鳴の度合いにも違いがあるだろうが、自分にとっては、この「生野のハンマン」が早くも今年のベスト・ワンになりそうな印象さえある。
 この日のライブでは12曲が披露されたのだが、「生野のハンマン」(しつこい!)と、これも大好きな「花のように」を聞けただけで充分に幸せな気分に満たされているのだから、我ながら安上がりな観客かも・・・。美奈ちゃんの歌が1曲だけだったのはちょっとさびしかったかな。(文)

3/16 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.かがやけ
2.心に愛を
3.スラムで生まれた俺
4.Walk along together

2ステージ目

1.夜の月
2.HEY
3.ベイビー
4.花のように
5.お前の体の中で眠りたい
6.YOU ARE MY BEAUTIFUL LOVER

 雨の予報が幸いにもはずれてくれたこの夜、「かがやけ」で始まった第1ステージは、続く2曲目と3曲目ではお客さんがボンゴ演奏で飛び入り参加。プーさんの温かい(?)励ましにかなり緊張気味ではあったものの、軽快なリズムを加えてくれた。
 2ステージ目の最初は、プーさんの教え子のひとりであるみちよさんが難曲とも言える「夜の月」に挑戦。やはり緊張しながらも堂々と歌いあげた。プーさんの曲にはこの「夜の月」のように女性ボーカル向きの作品も多い。歌唱力のある女性がこれからもステージに参加してくれると楽しみだ。
 2ステージは5曲で終了となるはずだったのだが、遅れて駆けつけたお客さんのために、さらに1曲、美奈ちゃんの歌う「YOU ARE MY BEAUTIFUL LOVER」をおまけに付け加えて締めくくりとなった。臨機応変のステージもブンガ・ライブの魅力かも・・・!(文)

3/31 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.みんなで猪飼野に帰りたい
2.かがやけ
3.ふるさとに帰ろう
4.愛と勇気を
5.心に愛を

2ステージ目

1.夜の月
2.生野のハンマン
3.心のとびら開いて
4.人生
5.ベイビー
6.ピース

 夕深夏(ゆみか)ちゃんによる前座の1曲を終えて、プーさんのフォーク・ライブが始まった。今回は久しぶりに生ギターによる演奏だ。やや緊張気味に「みんなで猪飼野に帰りたい」で第1ステージが始まる。
 2曲目から前回飛び入りでボンゴを叩いてくれたユミさんが、正式なユニットメンバーとして参加、「カホン」というスピーカーボックスにしか見えない打楽器で軽快なリズムを披露してくれた。
 3曲目の「ふるさとに帰ろう」では、美奈ちゃんがピアニカを演奏して、曲にふさわしい素朴な味わいを付け加えてくれる。
 続く4曲目は、本当に久しぶりの「愛と勇気を」。プーさんと美奈ちゃんの力強いハーモニーが素晴らしい。今や伝説と言いたい下北沢タウンホールで、バンドを従えての本格的なライブ(2000年9月)、その1曲目がこの「愛と勇気を」だった。MCなしでいきなり始まった時の衝撃は未だに忘れられないほどだ。その感動を久しぶりに思い起こした。
 2ステージ目は前回同様、みちよさんによる「夜の月」、感極まって涙をこらえながらの熱唱となった。2曲目は待ってましたの「生野のハンマン」、生ギターにふさわしい熟成の味わいだった。3曲目の「心のとびら開いて」でも美奈ちゃんのピアニカが軽快に響く。
 4曲目の「人生」では、やはり新しいメンバーによるベースの初披露となった。ここまでくると、しばらくご無沙汰だった本格的バンド演奏の復活も間近に思えてくる。弾き語りもいいけれど、迫力あるバンド演奏を期待するファンも少なくないはずだ。今後のライブの充実ぶりがますます楽しみだ。(文)

4/21 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.Baby
2.人生2
3.愛と勇気を
4.大道ミュージシャン
5.Do Your Best

2ステージ目

1.生野のハンマン
2.かがやけ
3.いつまでも
4.ふるさとに帰ろう
5.Walk Along Together

 「Baby」、「人生2」と続いて、3曲目の「愛と勇気を」では、前回と同様、美奈ちゃんのコーラスがプーさんの歌との力強いハーモニーを聞かせてくれる。続く4曲目はプーさんの弾き語りによる「大道ミュージシャン」、かつてのフォークソングの香りが懐かしい。1ステージの最後は「Do Your Best」。でも、曲の最後で美奈ちゃんが手順を間違えたとかで、プーさんが頭をかかえるシーンも・・・。でも、曲自体は素敵だから、まあ、よしとしよう(^_^; 。
 2ステージの最初は、出ました、「生野のハンマン」。もう、言葉もなく聞きほれるのみ、酔いしれるのみ。こんなに完成度の高い名曲をプーさんが長らく封印していたのが嘘のようだ。そして、2曲目の「かがやけ」に続いて、3曲目は美奈ちゃんが歌う「いつまでも」だが、なぜかいつもと違う! 無難にまとめていた感じがするこれまでとは、明らかに迫力が違っていた。何かが吹っ切れような美奈ちゃんの歌いっぷりに思わず興奮を覚えたほどだ。その余韻が残っていたせいか、これも大好きなはずの4曲目の「ふるさとに帰ろう」の印象が少々薄くなったのが惜しまれる。でも、前回から加わったピアニカの演奏は曲の雰囲気にぴったりで心地いい。
 毎回思わぬ収穫があるライブの醍醐味、これだから生演奏のステージは見逃せない。皆勤を続けなくちゃ・・・。 (文)

5/5 小金井公園子どもフェスタ2007

5/26 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.部落の親子
2.ありがとう真実をオモニ
3.悲しみの川
4.鼻ったれ小僧

2ステージ目

1.夜の月
2.かがやけ
3.チャルサララ
4.鼻ったれ小僧
5.奈良の娘
6.Walk Along Together

第1ステージで演奏された4曲はどれも初めて聞く曲ばかり。若かりしプーさんのその時々の思いがほとばしるようだ。最後の「はなったれ小僧」などたまらなく郷愁をそそられる。NHKのみんなの歌で放映されていてもおかしくないほどの素朴さとやさしさにあふれた曲だった。
2ステージでは比較的最近の曲が続く。「かがやけ」では飛び入りでハーモニカの演奏も加わり、素敵な味わいがつけ加わった。「チャルサララ」も久々の演奏、何かと暗い話題が多い世相の中でこの曲を聞くと、忘れていた明るさを取り戻せそうだ。
体調がいまいちだったというプーさんだが、ライブが始まると、そのパワフルさはいつもどおり、結局プーさんにエネルギーをもらって帰途につく次第だった。こちらの拍手が少しでもプーさんのパワーアップになっていればいいのだけれど・・・。(文)

6/15 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.夢いつも遠く
2.畢生
3.風車
4.花
5.花のように
6.はなったれ小僧

2ステージ目

1.かがやけ
2.生野のハンマン
3.You're my beautiful lover
4.チャルサララ
アンコール 君と二人

 梅雨入りして、予報も雨だったはずなのに、なぜかこの日はからりとした夏の陽気。その暑さを吹き飛ばすようにライブの1曲目から美奈ちゃんの歌がはじけた。このところ美奈ちゃんの声にパワフルさが加わったようだ。
 「ミス・ブンガ」(!)と紹介されたミチさんもお馴染み『花』を熱唱する。そのあとにプーさんの『花のように』が続き、まさに「花」の競演となった。
 2ステージ目では、前回おあずけだったプーさんの弾き語り『生野のハンマン』に聞きほれる。もう「Perfect」という言葉しか浮かばない。
 外の世界は残念ながら気の滅入ることばかり、でも、ルナ・ライブの空間に身をおくことで生きる力を充電してもらっているようだ。  『チャルサララ』、そして、美奈ちゃんのピアニカも加わった『君とふたり』、なんともいえず癒されるなあ~。(文)

6/23 Live Bar BUNGA

Image1ステージ目
1.まわる
2.遠い愛の人
3.今もなお
4.許して
5.チャルサララ
6.夜の月

2ステージ目

1.夢いつも遠く
2.自由平等平和のために
3.これっぽっちもない
4.踊ろう君と
5.かがやけ
6.ハンマン
7.花のように

 1ステージ目は初めて耳にする曲が並ぶ。どれもプーさんが20代のころ作ったものだとか。例によって曲の合間にはさみこまれるターナーBさんの駄洒落に苦笑しつつ、「チャルサララ」と「夜の月」で1ステージは終了。
 2ステージではプーさん唯一のハワイアン「踊ろう君と」が披露された。ターナーBさんのボトルネック奏法(ポヨヨ~ンという音色)が南国気分を醸しだす。
 いつも聞きほれるハンマン(おばあ)の歌だが、今回はいつもの「生野のハンマン」(母方のおばあさんのことを歌ったもの)の代わりに、父方のおばあさんについて歌った、「ハンマン」が披露された。体も大きくたくましい女性だったというハンマン、異国の地である日本で生き抜いた在日1世の力強さを感じさせる曲だった。
 ライブの最後は、お馴染み「花のように」、ステージと客席が一体となって、この世の憂さを忘れて盛り上がった。(文)

7/14 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.LOVE
2.夜の月
3.チャルサララ
4.ベイビー
5.ファージング
2ステージ目

1.みんなで猪飼野に帰りたい
2.いつまでも
3.ふるさとに帰ろう
4.愛と勇気を
5.生野のハンマン

 台風4号が接近中という雨の中、ライブに駆けつけたお客さんに感謝しつつRUNAライブが始まった。今回は馴染みの曲ばかりだったのだが、1ステージ目の締めくくりは、久しぶりの「ファージング」、かつてライブハウスではバンドをバックに何度も聞いた名曲だ。でも、いい曲は弾き語りで聞いてもやはりいい。
7.花のように
 2ステージ目では美奈ちゃんの「いつまでも」が聞けるはずだったのだが、のどの不調でソロ歌唱を断念、急遽プーさんがオリジナルの歌を披露することになった。オリジナルが聞けたのはラッキーだったが、このところ歌唱力をつけてきている美奈ちゃんだけに早い回復を望みたい。
7.花のように
 それでも「チャルサララ」と「愛と勇気を」では、のどの具合にもかかわらず、力強いコーラスをつけてくれた美奈ちゃんの根性あっぱれ! そしてラストは「生野のハンマン」、もうよけいなコメントは不要、目を閉じてしみじみ味わった。(文)

7/29 Live Bar BUNGA(夫歌寛Birthday Live)

1ステージ目
1.Do Your Best
2.ファージング
3.夜の月
4.かがやけ

2ステージ目

1.生野のハンマン
2.LOVE
3.It's never too late to start
4.花
アンコール Beautiful life

 プーさんの23歳(プラス10歳×?回)のバースデーライブ。プーさんの歌の前に、若手ミュージシャンたちがプレゼント曲を次々に演奏する。中にはプーさんの持ち歌「人生」を自分なりの味付けで奏でる豪傑も!
 1ステージ目は「ファージング」、「夜の月」など馴染みの4曲。2ステージ目の最初は、いきなり「生野のハンマン」。うっとりと聞き惚れたところで、お約束のバースデーケーキ登場となる。みんなの祝福の中、プーさんがケーキのろうそくを吹き消して、バースデーライブの雰囲気が一段と盛り上がった。
 2曲目の「LOVE」では、限られたフロア・スペースにもかかわらず数組のカップルがサルサ・ダンスを踊り始め、ブンガの熱気がさらにアップした。そして今回は、本当に久しぶりに新曲が披露された。このエネルギッシュな新曲「花」は、韓国で催されるイベントでダンス曲として発表されるとか。踊りと一体になった様子も是非見てみたいものだ。
 このところ新曲誕生の場面に立ち会う興奮を忘れていたようだ。ブンガのオーナーとして、何かと心労の尽きないプーさんではあるのだろうが、程よいペースで新たな曲作りにも頑張ってほしい。そして、過去の名曲の再演も是非!(文)

8/8 ことぶき通り納涼大会

8/18 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.ふるさとに帰ろう
2.海はいい
3.花
4.踊ろう君と

2ステージ目

1.愛の歌
2.愛と勇気を
3.Beautiful life
4.生野のハンマン
5.ファージング
6.HEY
7.チャルサララ

 連日の猛暑も嘘のようにおさまり、ルナ・ライブの最初は「ふるさとに帰ろう」で始まった。美奈ちゃんの奏でるオカリナの音色が、郷愁を誘う。続いて、久しぶりの「海はいい」、この曲を初めてバンド演奏で聞いた時のドラマチックな感動を思い出す。
 曲の合間に語られるプーさんのトークは、お盆の墓参りで感じたあれこれについて。お客さんもそれぞれ自分の故郷や家族に思いを馳せるように、静かな空気がブンガを満たしていたようだ。
 2ステージ目は馴染みのパワフルな曲が続く。その中でしっとりと聞かせてくれるのが「生野のハンマン」、もう言うことなしの聞き応え! 後半は「ファージング」、「HEY」、さらにおまけの「チャルサララ」と全7曲のぜいたくなステージとなった。
 でも、さらにぜいたくを言わせてもらうなら、「海はいい」や「ファージング」のようなバンド演奏用に作られた曲を、近い将来、是非ともバンドの音色で! プーさんのギター1本でもあれだけの迫力なのだから、バンドが加わったなら・・・まだ聞いたことのないお客さん、本当にしびれますよ。(文)

8/25 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.これっぽっちもない
2.愛と勇気を
3.いつまでも
4.ベイビー
5.花

2ステージ目

1.みんなで猪飼野に帰りたい
2.チャルサララ
3.夜の月
4.かがやけ
5.生野のハンマン
6.君と二人
アンコール 花

 2ステージ目の出だし、なぜかプーさん、ハーモニカ用のフレームを逆向きにあてて、あわてる一幕も。ジンの酔いが効き過ぎたのか、それともささやかなギャグ(?)だったのか・・・。お客さんが爆笑するなか、1曲目は「みんなで猪飼野に帰りたい」、続いて「チャルサララ」、ぶり返す猛暑も吹き飛ばすようなパワフルな歌声が響く。3曲目は美奈ちゃんが振る鈴の音を添えて、しっとりと「夜の月」。4曲目の「かがやけ」では、リードギターの応援もあって、再びパワフル演奏全開となる。
 そして、出ました「生野のハンマン」、今回はいつもに増して情感たっぷりの歌いっぷりだった。最後は美奈ちゃんのピアニカも加わって「君とふたり」で陽気に終了となるはずが、フロアからアンコールの声がかかり、結局、「花」で本当の締めくくりとなった。
 猛暑の熱気は願い下げだが、ブンガの熱気は心地いいなあ。(文)

9/15 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.夢いつも遠く
2.いつまでも
3.You're my beautiful lover
4.人生よこたえてくれ
5.ピース
2ステージ目

1.俺は猪飼野で生まれた
2.生野のハンマン
3.後の世
4.はなったれ小僧
5.花

 9月半ばだというのに、残暑が去らない中、熱中症気味(?)でやや疲れの色が見えたプーさんだったが、ライブが始まると、たちまち歌に熱気を帯びてくる。
 YUTA君のギターの応援を得て、1曲目は「夢いつも遠く」。続く2曲目「いつまでも」は美奈ちゃんのボーカルでお馴染みだが、今回はプーさん自ら若かりしころの悲しい恋の想い出を歌いあげる。う~ん、さすがはオリジナルの迫力!
 1ステージ目の最後は反戦平和へのメッセージを込めて「ピース」。こういう歌が説得力を持ってしまうのも、厳しい現実が反映しているためだと思うと、曲には感動しつつも、気持ちは複雑だ。
 2ステージの最初は久しぶりの「おれは猪飼野で生まれた」。8年前、初めてプーさんの歌を聞いたときの数曲のひとつがこれだった。全曲演奏すれば30分かかるというこの歌、未だに最後まで聞いたことなし。いつかは・・・。
 2曲目の「生野のハンマン」は、目をつぶって聞く。自分自身おばあちゃん子であった子供時代にタイムスリップする思い。
 最後は新曲「花」で力強い締めくくりとなる。プーさんの熱中症も自らの演奏で吹き飛んでしまったような今回のライブだった。(文)

9/28 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.チャルサララ
2.時
3.涙の向こうに
2ステージ目

1.いつまでも
2.ラブソングお前に
3.全ての命とまざりとけあおう
4.生野のハンマン
5.花

 9月も終わろうというのに、また真夏日となってしまったこの日、第1ステージの前座をつとめたのは、プーさんの歌のレッスンの生徒であるヨシオさん。その歌とギターの進歩ぶりにプーさんも大絶賛、お客さんの拍手も盛大で、ヨシオさん大いに照れていた。
 演奏の前に、人間関係の難しさについてひとしきり語ったプーさん、ちょっと会場がしんみりしたところで、それを吹き飛ばすように「チャルサララ」でライブが始まる。さらに「時」など3曲が続き、第1ステージは終了。
 第2ステージは、久しぶりに美奈ちゃんの歌う「いつまでも」で始まる。以前より歌い方が力強くなってきたのが頼もしい。続く「ラブソングをおまえに」も久々聞く名曲。
 さらに、タンバリンのゲストが巧みな演奏を披露してくれたあと、お決まりの「生野のハンマン」、新曲「花」と続いて9月のライブが終了した。(文)

10/6 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.明日こそはと
2.新曲(曲名未定)
3.時
4.新曲(曲名未定)
5.かがやけ
2ステージ目

1.You’re my beautiful lover
2.チャルサララ
3.生野のハンマン
4.HEY
5.花
6.ベイビー
7.はなったれ小僧
8.愛と勇気を

 さわやか秋晴れを迎えたこの日、Runaライブの第1ステージ目では、まだ題名も決まっていない新曲が2曲も披露された。ひとつは母に捧げるという内容の、まさに出来立てホヤホヤの作品。もうひとつは、すでに5、6年前に作られていたものだが、お客さんへは今回が初披露というもの。「イェー、イェー」とみんなでハモることの出来る楽しい曲で今後の熟成が楽しみだ。
 第2ステージでは、これも先日出来たばかりの「花」のための踊りを花コリアのスタッフがフロアで見せてくれた。いよいよ近々韓国でこの歌と踊りが披露されるという。
 ただ、踊りはともかく、歌の方はプーさん本人ではなく、録音された音源だけが海を渡るのだとか・・・。
 ライブの最後は「鼻ったれ小僧」でしみじみしたあと、「愛と勇気を」で力強く締めくくられた。(文)

11/2 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.君と二人
2.いつまでも
3.人生
4.母にささぐ
5.新曲(曲名未定)
6.時
2ステージ目

1.ふるさとに帰ろう
2.夜の月
3.You're my beautiful lover
4.花
5.花のように
6.夜の月
アンコール give us peace

 11月最初のライブでは、いつもPA担当のエッちゃんが、初めてボーカルを披露した。
 1ステージ目では、新曲「母にささぐ」でコーラスをつける。かなり緊張気味ではあったが、しっかりと声は出ていた。2ステージ目の「夜の月」では、ソロ・ボーカル、そのけなげな歌いっぷりに、客席からは温かい拍手が寄せられた。
 先輩格の美奈ちゃんも「いつまでも」で力強い歌を聞かせてくれ、「You are my beautiful lover」では甘い調べで客席を魅了する。そして、最後になんとプーさんが「夜の月」を熱唱、エッちゃんの歌とはまた違った味わいが面白い。
 さらに、アンコールとして久しぶりに「Give us peace」のリクエスト、平和へのメッセージで今回のライブの終了となった。(文)

11/10 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

1ステージ目
1.時
2.愛の歌
3.チャルサララ
4.夜の月
5.LOVE
6.母にささぐ
2ステージ目

1.花
2.生野のハンマン
3.いつまでも
4.陰陰滅滅
5.鳥のように
6.天と地
7.新曲(曲名未定)

 体調不良で3日ぶりにギターを手にしたというプーさん、今回のライブではいつもの応援のギターもなしで、ひとりで全13曲を弾ききった。
 久しぶりの「愛の歌」は個人的なお気に入りリストのベストテンにランク入りする名曲だ。1ステージ目の最後は、新曲「母にささぐ」、今回は美奈ちゃんのコーラスでの披露となった。
 2ステージ目も「生野のハンマン」、「いつまでも」、「鳥のように」、「天と地」とお気に入り曲のオンパレードとなり、いつもに増して満足感にひたった夜となった。

追記:翌日は川越市で催された「川越唐人揃い」というイベントで、プーさんの「花」(残念ながら、生演奏ではなく、録音されたもの)をバックに、ダンスチーム「はなこりあ」による踊りを初めてみることができた。周りを巻き込んでの楽しいパフォーマンスに仕上がっていた。(文)

12/7 Live Bar BUNGA(RUNA Live)

Image1ステージ目
1.夜の月
2.天と地
3.いつまでも
4.明日につながる道
5.あー労働者
6.奈良の娘
7.夢いつも遠く
2ステージ目

1.涙の向こうに
2.生野のハンマン
3.You're my beautiful lover
4.母に捧ぐ
5.花
6.時
アンコール ふるさとに帰ろう

 12月最初のRUNA ライブ、YUTA君のギター応援を得て、美奈ちゃんの歌が次々と並ぶ。「夜の月」、「天と地」、「いつまでも」、さらに「奈良の娘」と、どれも名曲ではあるが、決して歌いやすい曲ばかりではないのだが、美奈ちゃんの果敢に挑む姿がすがすがしい。
 合間に、今宵限りの条件付きで プーさんの昔の作品が披露される。「明日につながる道」、「ああ労働者」、どちらもこの8年間で初めて耳にする曲だ。20年近く前の作品だとか。
 2ステージ目の最初はYUJI君のピアノ付きで「涙のむこうに」。また、新曲「花」の演奏では、カホン(箱型の打楽器)の飛び入りで雰囲気がさらに盛り上がった。
 大好きな「生野のハンマン」が聞け、アンコールでは、これもお気に入りのひとつ「ふるさとに帰ろう」が聞けて、今回のライブも大満足の夜となった。(文)

12/21 Live Bar BUNGA

1ステージ目
1.夜の月
2.みんなで猪飼野に帰りたい
3.かがやけ
4.知床旅情(michi)
5.涙の向こうに

2ステージ目

1.ラブソングお前に
2.君と二人
3.花
4.新曲(曲名未定)
5.生野のハンマン
6.花のように

 2007年最後のプーさんライブは、美奈ちゃんの歌う「夜の月」で始まった。続いて、プーさんがギターにハーモニカも加えての「みんなで猪飼野に帰りたい」でしみじみした気分にひたる。3曲目の「かがやけ」に続き、プーさんの教え子のひとり、みちさんがあの「知床旅情」を、いささか緊張気味ではあったが朗々と歌いあげた。
 そして、珍しくプーさんはギターを置いて、YUJI君のピアノ伴奏のみをバックに「涙の向こうに」で1ステージ目の締めくくりとなった。
 2ステージ目では、プーさんが某ファーストフード店内で作曲したという(?)新曲「抱きしめたい」が披露された。まだ作曲途上ということで、全曲聞けなかったのは残念! 次のライブまでに完成することを約束するプーさんだった。
 こうして今年最後のライブは、「生野のハンマン」、「花のように」で終了した。個人的にはこの1年、「生野のハンマン」で始まり、「生野のハンマン」で終わることになった。こんないい曲と出会えただけでも、ブンガに通いつめた価値があったと言ったら大げさだろうか。来年はどんな素敵な曲をプーさんは聞かせてくれるのだろう。(文)